cry no color


高校の時の修学旅行の写真。阪急梅田。なつかしい。


自分について考えろと言われる。友達に、先生に、嘘、参考書に、新聞の片隅に、キャリアセンターに。自分なんてものはないと言ってしまいたいんだけど、そうもいかないので困っている。考えるのは好き、たぶん、好きだと思う、だっていつも頼まれてもいないのに私は考えているから。私は私に興味があるしほかの誰よりも興味があるし必然的に私を形容する言葉を、形容しうる言葉を常に探しては首を傾げたり満足に思って舌を出したりするけれどそれは私の個人的な経験であって誰かのための何かのための行為では決してない。決して。たぶん。おそらく。そうであってほしいと思っていたのに。
強くなれと言われているみたい。役に立てと言われているみたい。能力の有無ではなく恋心を証明しろと言われているみたい。あなたが私のことを好きかなんていうことが全面的に私の未来に関係しているなんてめまいがするよ。だって私だってあなたのことは好きじゃない。だって知らない、なにも知らないのに、そんな難しいことできるかなあ。不安だ。好きになりたい。

時間が尽きていく。
水が渇き、花が枯れ、爪がのびてゆくように。誰かの背だってもうのびやしないとわかっているのに。


自分自身についての問いは世界への問いとは似ても似つかない醜悪さを持っている。私のエゴが意味を求めて、身体はそれに応じて震える。その、その繰り返し。獲得したり愛したりすることがすべてと感じているときの私を、私はうまく肯定できない。一瞬の価値を私が決めていいなんて、そんなことがあっていいんだろうか。あたえられた幸福の重みに頭が真っ白になりそうになる。神などいない。すべては初めから私のものだ。そんな感慨で胸をはやらせているなんて。


やりたいことが少しでもできていて、楽しく、充実していると思います。これからもう課題はつみあがっていて、その道筋は、私にでもわかるように決まっていて、これは安心するべきと言ってもいい事態かもしれない。それならばすこしずつ向かっていこうと決めてしまった。愚かと誰かは言うかもしれない。それでもいいと未来の私は、言ってくれるだろうか。


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