cry no color

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少し前だったらぜったいに食べたいと思わなかったものを食べたいと思って食べたりしている。好みが変わったのではなくて、広がったのだと思う、それはとても喜ばしいことだなあと思う。いろんなお店のいろんな看板を、たたずまいを横目にうるさい道を歩いて、歩いて、最後に住宅街につく。

暮らしについて考える。
お金がないと思う。ずっと怠惰で、最小限の力で最大限の恩恵を受けられるように頭を動かしたりすることすらできないほど怠惰なので、どうしようもない。考えないということは、怠惰ですらいられないことなのだと、学校の先生とかがもっと早く教えてくれればよかったのに。
食べることは生きることらしい。野菜を、肉を、酒を、水を、噛みしめたり飲み込んだりしながら、それは必要なことだからと、できるだけ幸福に近い味を楽しみながら、これは必要なことだからと思えるのは、とてもラッキーなことな気がする。
こじんまりとした店に行った。半地下の窓から信号が見えるソファーの席。ひんやりとしたガラスケースの中に、惣菜や、デザートの皿が並んでいる。きれいとは言い難いけれど、誰かが好きなものだけを選んだんだろうなっていうインテリアで、それは心地よさそのもの。
将来のことを思い浮かべると、うんざりする。好きな人と愛し合って一緒に暮らして、おいしいものだけを食べて、満足しながら皿を洗って、すっきりとした気持ちで眠り、朝起きたら植物に水をやって、洗濯をする。退屈でもいい、私の毎日は。だけどそんな簡単そうなことは手に入るのかどうかよくわからない。

若いままでいられるなら悩まないことが今の悩みのすべてで、でも、年をとってからのほうが楽しいよと言ういろんな人の言葉を私は信じている。
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